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病院長挨拶

ページID:0001023 更新日:2021年8月20日更新 印刷ページ表示

ご挨拶

安芸太田病院長の画像
安芸太田病院長
結城 常譜 (ゆうき つねつぐ)

 この一年は、日々の生活様式から、私ども病院のあり方まで様々なことが変わってきました。もちろん新型コロナウイルスが大きく影響したのですが、安芸太田町とその周りの地域の情勢や、医療や情報技術も大きく変わってきました。安芸太田町の人口は6000人を下回り、高齢化率(65歳以上人口)は51%台に上昇しました。医療、介護、予防、福祉など、生活のあらゆる場面で、切れ目のない適切な組み合わせのサービス提供が、今まで以上に必要になると予想されます。

 安芸太田病院は、一般病床、認知症病床、療養病床をそれぞれ1病棟ずつ有してきましたが、現在の地域や医療の実情に合わせ、令和2年10月から一般病床を「ときどき入院、ほぼ在宅」と例えられる地域包括ケア病床に転換しました。今まで同様、急病の治療や骨折などの手術を受け入れつつ、住まいにもどるためのリハビリを手厚く行える病棟となっています。療養病床、認知症病床についても、現在入院されている方々の病状に応じ、医療だけでなく介護も視野に入れて、その将来のあり方を検討中です。

 技術の進歩に伴い、医療機器の新規導入、更新も計画しています。例えば、人工知能(AI)問診システムの導入です。今までは、診察の前に症状や経過などを紙に書いていただき、医師はそれを整理して電子カルテに入力しなおしていました。新しいシステムでは、事前に症状などを選択肢から選んでいただくと、人工知能が最適な質問を追加して行い、電子カルテに入力して診療の補助を行います。さらに、スマートフォンやパソコンが扱えるひとは、病院に来る前にあらかじめ自宅などで同様の問診の入力ができるので、待ち時間の短縮や感染リスクの低減が期待されます。

 また、オンライン診療の導入もすすめています。都市部では新型コロナの対策として後押しされた面もありますが、安芸太田町では、中山間地域で通院困難な問題を、交通手段を改善するかわりにインターネットで患者と医師をつなぐことで対応できればと考えています。スマートフォンなどの通信機器になじみの薄い高齢者を対象とするため、看護師が集会所に機材を持参して診療を補助する方法を試しており、今年度は本格的な運用を展開していきたいと存じます。

 平成26年に外来棟を新しく建て替えましたが、院内全体を見渡すと、まだまだ不便なところや、最新の医療安全の点から改善が望ましい箇所があります。令和2年度は新型コロナウイルスへの各種対応を行うとともに、スマートフォンが使いやすくなるように病棟、外来でFree Wi-Fiを整備しました。令和3年度にはリハビリ廊下のトイレ改修、玄関周りの風雨除け、発熱患者の待合室の増設などを計画しています。

 私どもの考えの中心にあるのは、住民のみなさまの健康、安心です。今後も多様な取り組みを行っていく所存ですが、決して病院から一方的な視点のものであってはならず、ぜひ、みなさまからの忌憚のないご意見、ご指導を賜りますよう、お願い申し上げます。


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