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安芸太田町では、平成22年度からCoREFと連携して「新しい学びプロジェクト」に参加し、実践研究を進めています。
学習のプロセスをよく見ると、一人ひとりの学習者が何かを「わかって」いくときの道筋は多様です。
同じ事実に出会っても、そのとらえ方は一人ひとり違います。この違いを生かしあって、各自が自分なりの理解を深め、学んだ成果の適用範囲をひろめてゆける学習の仕方を「協調学習」と呼びます。
協調学習のポイントは、
一人ひとりの「わかり方を」を尊重する協調学習は、学習者を中心にした学習でもあります。
協調学習を引き起こすには、他人の考えを聞いたり、他人に説明したりする活動を中心にして、少しずつ異なる見方を組み合わせて問題をうまく解きながら学習者が活動的(active)・構成的(constructive)・対話的(interactive)に学べる環境をつくる必要があります。
その手法の一つとしてCoREF推進機構が推奨するのが、「ジグソー法」です。
ジグソー法は、あるテーマについて複数の視点で書かれた資料をグループでわかれて読み、自分なりに納得できた範囲で説明を作って交換し、交換した知識を総合してテーマ全体の理解を構築したり、テーマに関連する課題を解いたりする活動を通して学ぶ、協調的な学習方法の一つです。