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令和6年 年頭あいさつ

ページID:0011100 更新日:2024年1月1日更新 印刷ページ表示

新年のごあいさつ

新年明けましておめでとうございます。

皆様にはお元気で令和6年の初春をお迎えになられたことと心よりお慶び申し上げます。

年末に国立社会保障・人口問題研究所から、本町は人口減少率が県内ワースト1というデータが発表されました。
4年前(令和2年)の国勢調査を元にした推計ですので予想通りではありましたが、本町の厳しい状況を再確認するとともに、その年に就任して以降の私の仕事は、一貫して人口減少に歯止めをかける事でした。

着任早々取り組んだのが危機管理室の設置でしたが、そもそも住民に住み続けていただくのに地域の安全確保は大前提です。

その後取り組んだのが加計高校の新たな寮「黎明館」の建設でした。本町では、子どもさんの高校進学時に家族共々町外に移住されるケースが散見されましたが、人口流出の防止に地元高校の存在は不可欠です。さらに子どもを通わせたいと思える高校になれば、人口増にもつながります。

またこの年は定額タクシーの社会実験も始めています。車が無ければ生活が難しい本町ですが、免許返納後も(車並みに)行きたいところに行けなければ転出は抑えられないとの思いで始めたところご好評をいただき、今や本町の公共交通の中核となりつつあります。

初めて予算編成を行った令和3年度からは人口減少対策を最優先課題とし、空き家の確保などに力を入れました。
本町の場合、移住希望者は多いものの、住む場所がないために移住者が増えない状況にありました。この取り組みは今なお継続中であり、現在は空き家の改修補助や、さらには新・町営住宅の建設につながっています。

また、移住定住を進めるには働く場所も必要ということで、観光振興の起爆剤として道の駅の再整備の議論を開始し、現在は令和9年4月のリニューアルオープンに向けて準備を進めているところであり、林業分野では小規模林業(自伐型林業)の研修事業を開始し、人材育成に努めています。

さらに、人が減る中でも社会を維持していくためにはデジタル技術の活用は不可欠と考え、令和4年には地域通貨morica(もりか)を導入しました。

他方、風力発電事業の問題や水道事業の統合問題、さらには新規ダム建設問題など、まちづくりに大きな影響を与える課題についても、その時その時で決断をしてきました。

これら以外にも病院の機能向上や加計スマートインターのフルインター化、はしもトークの開催や教育大綱の改定など、本当に多くの取り組みを、一方ではコロナ対応に追われながら進めてきたという事で、職員も本当に良く頑張ってくれましたし、これで人口減少に歯止めがかかっていれば万々歳だったのですが、そちらは未だ道半ばであります。

目標未達を不甲斐なく思いながらも気持ちを奮い起こし、今年は、本町にとって次期長期計画をとりまとめる大変重要な年です。
世界的にはアフターコロナが本格的に進む年であり、私としては取り組んできた施策がさらに形を成していく、そんな期待を込める年でもあります。

引き続き職員一同、一つ一つの課題に全力で取り組んでいきますので、本年もどうぞよろしくお願いします。

令和6年1月1日
安芸太田町長 橋本 博明

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