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【実施結果】令和4年度深入山山焼き

令和4年4月10日(日曜日)に深入山で山焼きを行いました。
当日は、町内の加計気象観測所で最高気温29℃を記録し、日本一の暑い町になりましたが、現地でも、3年ぶりの山焼きで燃え草も多く、火にも勢いがあり、約95ヘクタールの草原が燃え広がる風景を約900人のお客様にご鑑賞いただくとともに、その熱気をご堪能いただきました。
深入山での山焼きは、火入れによって病害虫が駆除され、希少な在来植物など生態系の維持につながることから、近年では環境保全のため、古くは肥草やワラビ等の採取のため、明治以前からの伝統行事として受け継がれています。
平成31年度からは、諸般の事情により「宮島大聖院による火渡り神事」や「点火体験」などの観光イベントは行わず、施設管理者の環境維持活動として、安芸太田町が消防団や地元松原地域有志の方々などの協力を得て、行うことになりました。
今回の火入れ作業は、午前11時30分に山頂への点火を開始し、正午に麓からの点火を予定していましたが、あいにく山頂付近の風向きが悪く、火入れ区域外に延焼させないための作業に時間を要したことから、麓からの点火の開始が午後1時15分に遅れました。しかし、その後は順調に燃え広がり、午後4時50分に防火作業を終えました。
深入山の山焼きは、来年度以降も継続して行う予定ですが、深入山では、四季折々の景色を見ることができますので、ぜひお越しください。



